色覚異常とは? 先天色覚異常とは?

色覚異常というのは、色を感じる仕組みが正常でないことをいいます。先天性のものと後天性のものに分かれます。先天性のもののうち、色盲と色弱(2005年以降それぞれ、2色覚・異常3色覚と改称)は、どんなふうに遺伝するのか、だいたい解明されています。

先天色覚異常者は、日本人の場合、男性およそ20人にひとり・女性およそ500人にひとりと統計されています。ですから、日本には300万人くらいの先天色覚異常者がいるだろうと考えられています。そして現在のところ、先天色覚異常の治療方法はありません。

それから、先天色覚異常の遺伝的保因者(因子を持ちながら色覚異常の形質を発現しない人のこと)は、女性のおよそ10人にひとりと概算されています。ですので、日本には650万人くらいの遺伝的保因者の方々がいらっしゃることになります。

 

先天色覚異常者とその遺伝的保因者の人口を足すと、全国で900〜1000万人くらいになるわけですが、これだけ発現頻度の高い遺伝形質なのにもかかわらず、普段、あんまり問題になりません。

 

もちろん、困ったことはありますが、意外に救いがないわけでもありません。まずそのへんのことからお話をはじめます。