打ち上げ花火

私は打ち上げ花火が好きだ。きょうは地元の市民花火大会。でも行かない。忙しいのと、ここんとこ疲れてて人ごみがあまり好きでないのと。しかし、どうやら大学の研究室から見えそうだ。早く論文書かないといけないんだけど、あとでちょっとだけ見てしまうかもしれない。

きょうは江戸川区・市川市共催の花火大会も予定されてたはず。これは、打ち上げ量で言えば関東最大規模なのだそうだ。っていってもどうやって数えているのか分からない。花火の玉の数なのだろうか。報道は公式発表通りなのだろうが、多少は水増しされてても観客には分からない。ま、そんなもんなんだろうけど、税金使ってるんだからちゃんとやれよな。

 

さて、私は先天色覚異常だが、たしかに花火の色彩はあまり見分けがついてない。すごく大雑把な印象で言うと、黄色系と青系と白っていう感じ。だけど奇麗だと思うよ、本当に。

 

もっとも、打ち上げ花火の楽しさは炎色反応だけじゃない。音と、空気の振動と、火薬の匂いと、あと、時折空からパラパラって降ってくる火薬の燃えカスなんかも魅力のひとつだ。

 

アジア太平洋戦争に敗戦した後の数年間、日本では打ち上げ花火が行われなかったという話を何かで読んだ。その後ちゃんと調べたわけではないが、おそらく本当だと思う。なぜなら、打ち上げ花火と空襲はいろいろ似ている点が多いからだ。光と音と、空気の振動と、火薬の匂いと、火薬の燃えカスと・・・・・・ そういう意味で、打ち上げ花火は、戦争のない地域の人々だけが楽しいと感じることのできる、特権的なイベントなのだ。

 

打ち上げ花火が「環境」によいのかどうか、私は知らない。けれど、打ち上げ花火を楽しめるような状況が、これからもずっと続いていくことを願う。