ブログ(概要)

2015年

6月

28日

解説スライド@ぱすてる学習会『当事者と家族 —— 「もうちょっとうまいやり方」へ』

2015年6月28日の「ぱすてる学習会」で、導入のための話題提供をしました。 そのときに用いたスライドをPDFに加工し、サーバーに保存しました。

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2014年

11月

23日

解説スライド@ぱすてる学習会:「当事者の世界」と「家族」

2014年11月23日の「ぱすてる学習会」で、私からの問題提起として、短いお話をしました。 そのときに用いたスライドをPDFに加工し、サーバーに保存しました。

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2011年

12月

28日

社会制度上の問題としての「先天色覚異常」

先天色覚異常に関する社会問題は、これまで、(1)障害観および遺伝観の再検討、(2)就職・進学・資格取得時などにおける機会的障壁の解消、(3)色彩情報の享受に際しての功利性の向上、という指向性の異なる当事者主張を伴って顕在化されてきました。 これらの当事者指向をとりまく近年の社会動向を俯瞰してみたいと思います。

 

(1)については、人権的配慮が用意される一方で、まだ、極めて現実的な評価が下される場面が多く残存しています。 (2)については、過去と比較すれば解消されてきているものの、事業者のリスク回避傾向は変わらず、特定職種の欠格条項は固定化したままにあります。 (1)(2)が大きな進展を見ないのに対し、(3)については、社会制度の急進が見られます。 (3)のみが進行する理由は、ビジネス分野において、功利主義が大きな説得力を持つためです。 平たく言えば、(1)(2)は当事者だけに限定されたマイナーな問題として扱われ、(3)は当事者以外の者にとってもオイシイ話、つまり「儲け話」として扱われている、ということです。

 

(2)(3)それぞれの指向においては、一見矛盾したような当事者言説が展開されています。 たとえば、(2)については、当事者の障害程度は軽微であるとの言説が付随するのに対し、(3)については、生活上の支障や困難が強調されています。 この傾向にある限り、(2)の主張は社会から軽んじられ、(3)の主張が社会的関心を集め続けることになります。 とはいえ、(2)(3)に関する制度改善は、遅かれ早かれ進行していくでしょう。 それに対して、最後に残される問題が(1)なのです。

 

これまでの(2)(3)に関する社会制度的展開において、当事者言説は乱暴に扱われ、個々の当事者の感情は無視されてきました。 特にマスメディアは、非常に無責任です。 (2)(3)に付随する当事者言説は単純明快かつ大胆なため、大きな問題として扱います。 一方、(1)に関する問題は、とても繊細で扱いが難しく、その上、地味で人目を引かない問題なので、マスメディアは扱おうとしないのです。 こうして、個々の当事者が抱えている障害観や遺伝観は、メチャクチャに切り刻まれてきたわけです。

 

しかし、一見矛盾したような言説が展開されてきた(2)(3)それぞれの当事者指向ですが、その根底において、感じていること・考えていることは一緒です。 それは、既存の障害観や遺伝観を見直して欲しい、つまり(1)と同じことなのです。 しかし、ほとんどの当事者は、(1)について、自身の抱えている問題をうまく語ることができません。 そこで、ある当事者が(1)の問題を語らずに(2)(3)だけを語ろうとし、それをマスメディアが拾う、という図式が生まれます。 こうして、特定の当事者の「語り」そのものが他の多くの当事者の感情や「世界観」を傷つける、という構造が形成されたのです。

 

以上は、先天色覚異常に固有の問題ではなく、当事者性を取り扱う多くの状況に共通するデリケートな問題であると言ってもよいかもしれません。 以上のことを理解できない人が、安易に当事者問題を語ることは許されないだろうと、私は考えています。

 

 

 

2011年

12月

27日

先天色覚異常に関する遺伝の6類型

大手ポータルサイトが運営するQ&Aサイトに、先天色覚異常の遺伝に関する誤った受け答えがたくさん掲載されていました。 というよりも、自然科学に即して正しく解説された(一般向けの)記述がネット上に見当たらなかったため、ここに書いておくことにしました。 以下に簡単な解説と図を載せておきます。

 

下図は、先天色覚異常の形質および因子の有無に関する、遺伝の類型を示したものです。 子を男女それぞれ2名ずつ記載したのは、形質および因子が遺伝する確率を表現するためです。 たとえば、親の形質および因子の構成が (2) や (4) だった場合、男児が先天色覚異常でない可能性は 50% 、先天色覚異常となる可能性も 50% となります。 (1) や (3) の場合は男児が先天色覚異常でない可能性が 100% となり、(5) や (6) の場合は男児が先天色覚異常となる可能性が 100% となります。

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2011年

11月

13日

先天色覚異常は、矯正できません。

またしても誤報道。 「色覚異常の人が本来の色通りに見える補正用メガネが ... 米国眼科学会で発表された」とのことですが、そんなメガネは絶対につくれません。 この記事の署名者は、元、朝日新聞社の編集委員で、科学報道の分野では非常に著名な方。 こんな初歩的な勘違いをされる方とは思えないのですが、一体どうなさったのでしょうか・・・・・・

 

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2011年

9月

11日

テレビ各局が使用色を統一するという愚行

某「巨大掲示板サイト」のニュース速報板に以下のスレッドが立っていたようです(いまは過去ログに収められていて読めません)。 ここにポストされた言葉を全体的に俯瞰してみますと、東京大学の某准教授とやらよりも、巨大掲示板サイトの住人の方がずっとマトモである、ということが読み取れると思います。 テレビ局のバカバカしい自画自賛報道から時間が経ったので、そろそろ書き込んでもよいだろうということで・・・

 

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2011年

4月

28日

矢野喜正. 2011.「教科書編集を支える立場から - 失敗を認めない制度、間違いを許容する教育」

全国の学校の先生方に向けて発行されている定期刊行物『教室の窓』に、小論を寄稿しました。 現在、WEBで読めるようになっています。 ご興味ございましたら、下記のリンク先の資料をご覧ください。

 

教室の窓 - 中学校理科 - 2011年5月 - 臨時増刊号 - 平成24年度用新教科書特集教科書編集を支える立場から - 失敗を認めない制度、間違いを許容する教育」東京書籍

 

私がこのコラムで述べたかったのは、近年の「ユニバーサルデザイン」と呼ばれる社会動向が、その行き先を見失ってしまっているということです。 とくに、先天色覚異常の問題は、いわゆる「ユニバーサルデザイン」で解決できるほど簡単な問題ではありません。

以下別件。 「ユニバーサルデザイン」は、市場経済と抱き合わせになったとき、非常に大きな権力を手に入れます。 そこでは「困っている人がいるから改善せよ」という、キレイゴトが語られますが、それを裏付けるものは提示されません(あるいは、提示されているものが『美しい嘘』によって構築されています)。

 

そもそも「ユニバーサルデザイン」という思想は、市場経済と関わりのないところでは成立しないものなのかもしれません。 もしそうであるなら、「ユニバーサルデザイン」は、キレイゴトを使った押し売りである、ということになってしまうでしょう。

 

そうでないことを祈りながら、しかし怪しい「ユニバーサルデザイン」が巷に蔓延していることを、私は悲しく思っています。

 

 

 

 

 

 

 

2011年

1月

30日

先天色覚異常シミュレーションツールの宿命

けさの天声人語を読んで思う。マイノリティの闘うべき相手は、「世間の無知」と「想像力の欠如」なのだということを。

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2011年

1月

01日

2011年

2010年

12月

08日

(ひとりごと)

大学の先輩と会う機会があり、先輩2人と私との3人でお茶をした。

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2010年

12月

04日

日本が世界に誇る著作物、なのに・・・

産学協同を趣旨としたある団体のメーリングリストで、以下のサイトを紹介する声がありました。

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2010年

11月

01日

色覚異常当事者に対する情報保証アプローチに関する考察

本日11月1日、国際ユニヴァーサルデザイン会議 2010 in はままつ にて、色覚異常当事者を対象とした情報保証(一般的な表記「情報保障」は誤訳なのではないかと私は考えています)のあり方を題材に、学会発表をしてまいりました。

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2010年

9月

26日

先天色覚異常当事者の言説にみる当事者の社会的位相とその運動の変遷

2010年9月26日、障害学会の発表原稿です。

出典:障害学会『障害学会・第7回(駒場)大会 資料集』(東京)2010

大会プログラムのホームページから発表資料をダウンロードすることができます。

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2010年

9月

19日

ぱすてる学習会のお知らせ

9月19日(日)に、都内で「ぱすてる学習会」が開かれます。詳細やお問い合わせにつきましてはこちらをご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします。

2010年

8月

27日

いわゆる「色覚異常シミュレーション」の罪

私は、ネット上の魑魅魍魎にはまったく興味がありません。けれども、風評資料の一種として、色覚異常に関するいくつかの言葉を自動検索アラートに設定し、一応収集しています。そこに、2ちゃんねるの某スレッドが引っかかっていました。それは、いわゆる「先天色覚異常のシミュレーション」と呼ばれる画像を見て嘲笑うスレッドでした。ニュース速報板なので、現在はもうそのスレッドはありません。

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2010年

8月

22日

廃止が続く各地の駐車場案内情報について

正確に統計を取ったわけではないが、全国各地の駐車場案内の情報板は、たいてい、カラーLEDで作られているように思う。これらの廃止・撤去が、各地で進められているようだ。たいした問題ではないと思うが、ちょっと興味があったので記事を拾ってみた。

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2010年

8月

19日

言い得て妙

1コマ目
母 「異常気象やな。」
息子「そんなに異常なのかな。」

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2010年

8月

16日

「色覚障害」という言葉

【質問】 現在「色盲」という言葉は使われず、「色覚障害」が使われると思っていました。しかし『介護職員基礎研修』のテキストには「色盲」という言葉が使われていました。私の認識違いでしょうか?(Yahoo知恵袋より)

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2010年

8月

12日

人工の生物 --- 論点拾う対話を急ぎたい

「人工の生物/論点拾う対話を急ぎたい」

尾関章(おぜきあきら/編集委員)

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2010年

8月

09日

貝になりたい

新聞によると、今度は楽天も英語を社内公用語をにするんだとか。

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2010年

8月

07日

打ち上げ花火

私は打ち上げ花火が好きだ。きょうは地元の市民花火大会。でも行かない。忙しいのと、ここんとこ疲れてて人ごみがあまり好きでないのと。しかし、どうやら大学の研究室から見えそうだ。早く論文書かないといけないんだけど、あとでちょっとだけ見てしまうかもしれない。

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2010年

8月

06日

過ちは繰返しませぬから

潘基文(パンギムン)国連事務総長が、原水禁への参加のために広島に来て、平和記念式典にも参列されたそうだ。

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2010年

8月

01日

「学問の言葉」と「当事者の言葉」

ついさきほど、ある企業の募集要項の欄に「不可とする条件:色弱」という記載があるのを見かけました。といっても、たいして驚く話ではありません。まあなんというか、こういうのはよくあります。

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2010年

7月

29日

仮性同色表を購入?

【質問】 石原式色覚検査表 国際版38表の購入を考えていますが、買う時期によって内容が変わるのでしょうか? 私の予想では同じような気がします。(Yahoo知恵袋より)

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2010年

7月

29日

色覚検査と「差別」について

【質問】 色覚異常が差別であるととの認識が広まりつつあります。色覚検査と言えば石原式でしょう! そもそもあの本で正確な色覚が判断できるのでしょう か? シンプルに信号が見えるかとか現実的な試験のほうがよいと思います。色覚異常者が就職や進学で道を絶たれることはあってはなりません。そもそもなぜ 石原式が基準なんだ?(Yahoo知恵袋より)

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2010年

7月

29日

問題:教育現場に何が起こるかを考えよ。

小学校教科書の検定前後の意匠差を見比べるため、教科書図書館に行ってきました。一応全社のものを見ましたが、D日本図書・K林館・K育出版・G校図書・M村図書出版などの教科書には大きな疑問を感じました。

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2010年

7月

13日

クルマは「走る凶器」です。

先日、自動車運転免許の更新手続に行ってきました。前回の更新時は色名応答テストがありましたが、今回はなくなっていて、視力検査だけでした。この画像を見ていただきますと、「ただし書き」の部分は後から貼ったものであることがお分かりになるでしょう。

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2010年

7月

01日

ブログ移行作業開始

きょうより、旧ブログからの引っ越し作業を始めます。

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2010年

1月

01日

2010年

2009年

5月

01日

NHK特集『ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない』

この映像を見て最も気にかかったのは、実際に私の目に入ってくる社会現象と随分異なっているという点である。およそ20年前に私が毎日上野公園で見ていた大勢のホームレスらを思い起こしてみると、現在のほうが明らかに少ない。というよりも、ホームレスがいない。駅にも地下道にも閉店後の店舗のシャッターの前にも。東京都の公式 WEBサイトは「都の救援施策が成功した」とまとめている。しかし、おそらくそうではない。

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2009年

5月

01日

連載「ケアをめぐる交話(クロストーク)」『看護学雑誌』

広井良典, 『ケア学』の新地平 広井良典のケアをめぐる交話(クロストーク), 看護学雑誌, 2004-01〜2005-01

 

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2009年

4月

30日

Anthony Giddens : The Third Way - The Renewal of Social Democracy, 1998 (第3章 要約)

Anthony Giddens : The Third Way - The Renewal of Social Democracy, 1998

アンソニー・ギデンズ, 佐和隆光訳, 第三の道 効率と公正の新たな同盟, 1999

III.  State and Civil Society

第三章 国家と市民社会(註1)

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2009年

4月

24日

Kenneth E. Boulding : THE ECONOMICS OF THE COMING SPACESHIP EARTH, 1966

Kenneth E. Boulding : THE ECONOMICS OF THE COMING SPACESHIP EARTH, 1966

要約その2

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2009年

4月

24日

研究テーマ概説

【1】これから掘り下げていきたいテーマ

 先天色覚異常に関する社会問題の分析

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2009年

1月

01日

2009年

2008年

1月

01日

2008年

2007年

1月

01日

2007年

2006年

1月

01日

2006年

2005年

1月

01日

2005年

2004年

3月

22日

微妙な色の判別

こないだ「はなまるマーケット」を観ていたら、おいしいピーマンの選び方、っていうのをやっていました。なんでも、ヘタが6角形で全体に赤みがかったのが、甘くて美味しいんだそう。

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2004年

3月

22日

医者選び

女性にも先天色覚異常のかたがいらっしゃるというのは、あまり知られていません。私はいままで5人ほどお会いしていますが、偶然に出会ったわけではなく、ぱすてるの活動を通して、お互いが先天色覚異常だという前提の場でお会いした方々です。そんなお知り合いのうち、あるひとりの女性が仰っていたお話。

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2004年

3月

19日

歩行者用LED信号器

交通信号器の設置基準は法律で定められていて、日本国中どこへいっても同じ信号器、かと思ったら、違うのです。設置基準は全国一律なのですが、基準の範囲内であればいろいろと融通が利きまして、都道府県ごとに特色があります。

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2004年

3月

18日

「自閉隊」

石破防衛庁長官が問題発言・・・というより、あきらかな差別発言をしました。自民党議員のパーティで「自衛隊は今まで、揶揄的に『自閉隊』と言われていた」「自閉症の子供の自閉と書いて自閉隊。分かってくれなくたっていいんだ、自分たちがやればいいんだということで、積極的にPRしてこなかったかも知れない」などと語ったのだそうです。

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2004年

3月

15日

色間違いの例

先週、近所の靴屋が安売りをしていたので、犬の散歩用にと買ってきました。2000円。

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2004年

3月

14日

ドス黒い愛情?

堅い話題ばかり書いていても、書くほうも読むほうも、疲れますね。ちょっと冗談みたいな、ほんとうの話。私には、このトラバ画像にある「赤いハート」、たいして鮮やかに見えません。

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2004年

3月

12日

ひとつの色彩を万人が同じように感じとっているのでしょうか

学校や職場の検査などでよく使われる仮性同色表(石原表・東京医大式など)を1種類だけ使って検査しただけで、色覚異常であるという確定診断を下されることはありません。もしそんなことがあったとしたら、そのお医者さんは色覚についてあまりご存知でないのでしょう(仮性同色表の詳しい説明については、また後日)。

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2004年

3月

11日

用語について、雑感。

6日の朝日新聞朝刊「私の視点」欄に「『無職』という呼称をやめましょう」という内容の意見がありました。それに対して、きょうの朝刊「声」欄に「どうせみんないつかは無職になるんだから『無職』でいいじゃないか」という意見。ともに60代とおぼしき男性からでした。私からしたら、慣用表現ならお好きな呼び方でどうぞ、という感覚です。しかし、客観性が問われる場(たとえば学会など)では、裏付けのある言葉(職業についてであれば法律用語)を使わなければならないと思います。

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2004年

3月

09日

電話相談日誌

午前中、小学校入学直前の息子さんを持つお母さんからお電話がありました。「以前より、息子の言動が気になっていた。インターネットで調べていて、いろいろな事例に目を通すうち、息子が色弱であることを確信した。これからどうしたらよいのか」というご相談でした。

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2004年

3月

06日

色覚異常とは? 先天色覚異常とは?

色覚異常というのは、色を感じる仕組みが正常でないことをいいます。先天性のものと後天性のものに分かれます。先天性のもののうち、色盲と色弱(2005年以降それぞれ、2色覚・異常3色覚と改称)は、どんなふうに遺伝するのか、だいたい解明されています。

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2004年

1月

01日

2004年

2003年

1月

01日

2003年

2002年

3月

16日

色覚検査 廃止は自覚の機会を奪う, 朝日新聞, 2002-03-16

矢野喜正, 色覚検査 廃止は自覚の機会を奪う, 朝日新聞 東京 朝刊 私の視点, 2002-03-16

文部科学省が2月、学校保健法施行規則の改定案を発表した。児童の健康診断で行われている色覚検査について「日常の不便がほとんどなく、見やすい教材の採用などの方がより適切」だとして、03年度からの廃止を決めたという。

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2002年

1月

01日

色覚問題研究グループ ぱすてる

【先天色覚異常の背景】

「色覚異常」とは、眼から脳に至る色覚の仕組みのどこかが正常に機能していないことを指す言葉です(つまり、生理的な構造異常という意味です)。「色覚異常」は「後天色覚異常」と「先天色覚異常」とに分かれます。これらはすべて日本医学会に定める正式な診断名で、日本学術振興会の定める正式な学術用語でもあります。近年、マスメディアなどがさまざまな言葉を用い、混乱が生じています。私たち[色覚問題研究グループぱすてる]は、安易に感覚的な言葉を用いることを避け、科学的な正しさをもった言葉だけを使うよう心掛けています。

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2002年

1月

01日

2002年

2001年

4月

01日

文部省. 1989.『色覚問題に関する指導の手引』

旧文部省から発行された、教職員向けの冊子『色覚問題に関する指導の手引』です。このリーフレットは、当時、全国の公立の小中高等学校に各2部ずつ配付されました。市川宏先生・金子隆芳先生・高柳泰世先生ほかのみなさんが関わって作成され、当時としては内容の濃い、非常によくできた指導資料となっています。

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2001年

1月

01日

2001年

色覚異常に関するFAQサイトを目指し、きょうからスタートします。どうぞよろしくお願いいたします。



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